2017年10月9日月曜日

Break 11

 「ドーマーズ」のスピンオフ作品を2連続で書いた。
どちらも主人公はローガン・ハイネ・ドーマーであるが、ニコラス・ケンウッド執政官の視点で書いてある。本編より22年ほど遡った時代から始まり、それから5年ばかりの歳月を書いてあるが、作者が時間計算をきちんとしない人間なので、かなりいい加減なことになっている。
 つまり・・・

1年目 
ハイネ、ケンウッド、パーシバルが親しくなる。
ケンウッドがポール・レイン・ドーマーの父親と出会う。
ドームの送迎フロアでγカディナ黴感染事故が発生し、ハイネが感染・発症してしまう。
ダリル、ポール、ニュカネンが遺伝子管理局に入局する。

2年目

ハイネは意識不明のまま。リン長官の横暴が目に余るようになり、ドーマー達を守る意味でパーシバルがポール達若いドーマーのファンクラブを立ち上げる。

3年目

ハイネは意識不明のまま。ケンウッドは彼が目覚めたくないのではないかと言うヤマザキ医師の言葉を聞いて、ハイネが事故に遭う直前に会っていた人物を捜し当てる。
ハイネの部屋兄弟ダニエル・オライオンの名前を聞かせるとハイネが反応したので、ケンウッドは第1秘書のペルラ・ドーマーに協力を要請し、ハイネの覚醒に成功する。

4年目

ハイネはリン長官の策略で観察棟に幽閉されている。病気の後遺症が完治する迄彼を長官から守る目的もあるので、当人は元気。ケンウッドとパーシバルは幽閉室に通って友情を温める。
ダリル・セイヤーズ・ドーマーの脱走を機にハイネは月の執行部の介入を利用して解放される。この時、しっかりケンウッドを執行部に売り込む策略を忘れないハイネ。
リンが更迭され、リプリーが新長官に、ケンウッドは副長官に任命される。

5年目

ケンウッドの親友パーシバルが重力障害で倒れる。命に別状はないが健康状態を考慮して退官を余儀なくされる。
ペルラ・ドーマーやワッツ・ドーマー、司厨長などハイネに最も近い場所にいたドーマー達も年齢的な問題に直面し、引退を考え始める。
彼等は皆一様に残されるハイネを気遣い、ケンウッドも親友との今後の繋がりに心を砕く。


こんな時系列になるかな?
物語はハイネが若さを保つ遺伝子を持って生まれてしまった為に起きる人々の思惑や悩みが中心。